エブリデイゆるゆる

脱力系東大生のゆるい勉強法

成長痛を面白がる

『好きなことをして生きていこう』

なんかそういう文言がここ数年多くなっている気がする。

 

つらい会社勤めをしても、終身雇用とは限らない。
給料が順当に上がっていくとも限らない。

ICTの発展によって目まぐるしい変化を見せる社会のなかで生きていくためには、好きなことをして、自分の武器を増やす・磨くことが大切だ…。

 

ざっくり言えば、そんな論調。

 

私はこのような論調に概ね賛成だ。

嫌いなこと、苦手なことはしなくて良いと思う。

現在では色んな人とつながることが可能になった。つまり、自分が苦手だなと思っていることでも、それを得意とする人がたくさんいて、その人にお任せすることが可能になったのだ。

 

大切なのは、

自分の好きなこと、得意なことをどんどん伸ばす

ということ。

 

 

ただ、ここでちょっとした罠が待ち構えている。

 

 

好きなことをしていると苦しくない。

それって本当なのか?

 

好きなこと・得意なことをどんどん伸ばす、というのは、つまり、極めるということだと思う。「好きこそものの上手なれ」精神で、どんどん努力して、どんどん上達する。

そして、『よし、これを仕事にしよう』と思う。

仕事にするからには、もうひと踏ん張り、高みを目指さないといけない。
その道中、好きだったものや得意だったことが嫌いになったり苦手意識を持ったりもする。それでも、根本にある「やっぱり好き」という気持ちをモチベーションに、その苦境を乗り越える。

 

好きなことをしましょう、と勧める人は、好きなことを極めようとした先にある苦境を全然教えてくれない。

 

さらに、「好きなことしかしなくて良い」という論調のせいで、成長のためには必ず通らなければならない苦境を避けて通るようになる。結果、何も極めることが出来ない。何事も中途半端な状態で終わる。

 

 

好きなことをして生きていくって、モチベーションは確約されているだけで、苦境や苦難がないというわけではない。何かを極めるときに、苦しい思いをするのはたぶん避けては通れない。苦しいけど、根本にある「それでもこれが好き」というモチベーションに支えられて、乗り越えるものなんだと思う。

 

まさに、自分との戦い。

 

どんなに好きなことでも、それを極めようとすると苦しい時期は来る。それを面白がるか、ひたすら耐えるか、乗り越え方は人それぞれ。乗り越えると、一気に出来ることが増えて、より一層好きになる。そして、またやっぱり苦しい時期が来る。そうやって繰り返して、どんどん極めていくのだろう。

 

どんなことも、極めようと思ったら、成長しようと思ったら、ちょっとした痛みは伴うのだ。まさに成長痛みたいな感じ。

 

成長痛を、楽しもう。そしたらきっと、どんどん面白くなる。

 

 

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