東大生のまとめノート公開
▶「まとめノート」の重要なポイント
前回、前々回と続けてまとめノートについて書きました。
まとめノートは作ることが目的ではなく、それをどんどん使って、使い込んで、自分だけのオリジナルの魔法のノートに成長させていくことが大切。土台を作る時間は最低限に削り、それを改良していくことに時間を使いましょう、というのがポイントです。
で、せっかくまとめノートについて書いたので、今回は私が以前作ったまとめノートを公開してみようかなと思いました。完全に思いつき(笑)
ただ、手元に残っているノートがかなり少なく(1冊しかなかった)…。大学受験とかのものがあれば良かったのですが、残念ながらありませんでした…。残っていた1冊は大学院受験のための対策ノートです。このノートは今の仕事にも活かされる内容で、引っ越しの際に捨てずに持ってきたものです。
内容が内容ですので、もしかしたら全然参考にならないかもしれないのですが、もし何か少しでもまとめノート作りのヒントになればと思います。
お見せする前に、ちょっとだけノートの内容とその周辺情報についてお話します。
▶東大に合格したガチのまとめノート
大学では臨床心理学を専攻し、大学院でもそのまま臨床心理学を学びたいと思いました。東京大学大学院を志望したのですが、その試験科目は英語と専門と面接。
今回公開するまとめノートは専門科目試験の対策のためのノートです。
専門科目試験は論述が主でした。「○○について述べよ」「○○について説明せよ」というような問題。過去問を実際に解いてみたところ、書かなければならないことはぼんやりと分かるけれど、実際に答案を書こうとしたらペンが全く進まない、という状態でした。やばい…
高校入試や大学受験、資格試験なら、それに必要な知識をまとめた書籍がたくさん売っています。しかし大学院試験は高度な専門知識が必要となるので『試験合格のための1冊』のような書籍はありません。自分で必要な専門書を何冊も探し、それぞれを読み比べながら知識をまとめる必要がありました。
合格のための戦略<専門科目のみ>
- まずは自分なりにとりあえず解いてみる
- 問題1問に対し、見開き1ページで情報をまとめる
- 答案作成に必要な情報はもちろん、その周辺情報についても記載する
⇒そうすることで、1問の問題から多くの知識を得る作戦 - まとめた情報をもとに、もう一度解いてみる
- 可能であれば、誰かに答案を見てもらう。そして情報を書き足す。
↓↓↓そんな感じで作ったノートです↓↓↓
とにかく自分が見やすいことだけを考えて作っています。そうじゃないと復習する時も楽しくないからです。
そして、何度も言いますが、まとめノート(の土台)を作るのが目的なのではなく、①まとめノートを使う【実践】こと、そして②まとめノートを成長させる【改良】ことが大切です!
▶ちょっと余談
- ノートは、A4サイズの無地ノートが私のお気に入りです。
大学生になると資料などはA4サイズで印刷されることが多く、そういう資料をそのまま該当ページに挟んでおけます。そして何よりサイズが大きいので、たくさんの情報をまとめやすいです。
- ノートは横向きに使用します。
上から下に一方向に情報が流れている方が視覚的にも把握しやすいからです。好みの問題かもしれませんが、内容的に繋がっている情報が左側ページの一番下の部分と右側ページの一番上に分かれてしまうのは思考が切れてしまうような感覚がします。
なるべく思考を切らないようにするためにも、横向きの使用がおすすめです。
- 入試会場に持っていった参考書は、このノート1冊だけです。
時間ギリギリまでこのノートに書いてある内容を確認しました。テストで一番悔しいのは、「過去にやった覚えがあるのに出来なかった」という状況です。そうならないために、自分が作ったまとめノートだけをひたすら最終確認しました。
ノート1冊とはいえ情報量はとにかく多かったですが、自分で書いたものなのでどこに何が書いてあるのかも覚えていますし、短時間で何周もノートを読むことが出来ました。
そして何より、このまとめノートが自信になりました。試験会場ではみんなが頭良さそうに見えて圧倒されてしまったのですが、そんな時もこのノートを見て『これだけやってきた』と思えました。そういう意味でも、まとめノートは武器になります。
情報をまとめてあるような書籍がない場合は、こういう風に自分でノートを作るのがオススメです。ないなら作る、あるなら上手に利用する。時間をかけるところを見極めて、効率よく対策しましょう!
今日も読んでくださってありがとうございました!
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まとめノートの本当の使い方
▶まとめノートを作るのはどうして?
前回、まとめノートについてちょっと書いてみました。
タイトルはズバリ『まとめノート作りは時間の無駄!』。
でも勘違いしてほしくないのは、まとめノートを作るな、と言ったわけではないんです。
「まとめノート作りの時間は最大限削る工夫をしましょう、そして、まとめノートの内容を覚えるという作業に時間を割きましょう」という話でした。
え?そうだったの…??と思う人は、もう一度読んでみてください。
そもそもまとめノートを作るのって、何のためでしょうか?
なんとなく、“テスト勉強”といえば“ノートをまとめること”みたいな感じがありますが、もう少し具体的なイメージを持ちましょう。
まとめノート。
それは、
『このノートさえあれば、テストで100点取れる』
という魔法のノートです。
もちろんこれは、自分が作ったまとめノートを片っ端から全部覚えたら、という条件付きではあります。
でもとにかく、『このノートを見ながら問題を解けば、全部解ける。100点取れる。』というような状態のノートのことを“まとめノート”と言い、もはやそれは“魔法のノート”と言っても過言ではありません。
そんな魔法のノートを作ること、そしてそれを覚えること。
そうすることでテストで点数が取れるようになるんです。
あなたが作ったまとめノートは、ちゃんと魔法のノートになっていますか??
▶まとめノートはだんだん魔法のノートになっていく
まとめノートは、一度作っただけでは魔法のノートにはなりません。
まとめノートを作って【知識の整理】
↓
問題を解く【実践】
↓
・解けた!→OK
・解けなかった→何を知らなかったから解けなかったのかを考える→まとめノートに新しい情報を追記
これを繰り返すことで、少しずつ魔法のノートになっていきます。
つまり、まとめノートをどんどん使っていくことで魔法のノートになるんです。育てるような感覚です。
作ったまとめノートを使ってどんどん問題を解いて、解けない問題にたくさん出会うことが、魔法のノート作りには必須です。
✔ 解けない問題にどれくらい出会ったか。
✔ そしてそのたびに『何の知識がなかったから解けなかったのだろう』『何を知っていたら解けたのだろう』と考えたか。
成績がどんどん伸びていく人と、なんだか伸びない人の差はそこにあります。
まとめノートを作ったら…
① そのノートがどれくらい有効なのかを実際に問題を解いてみてチェック。
② そしてもし解けないのであれば、新しい情報を追記する。
そうやって、まとめノートをどんどん使って、自分だけの魔法のノートにしていきましょう!
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まとめノート作りは時間の無駄!
勉強が嫌いな人が勉強をするにあたって一番大切なことは何だと思いますか?
ズバリ【効率】!!!
効率が良くないやり方をしていると、『勉強しているのに全然成績が上がらない~』という事態に陥ります。そしてもっともっと勉強が嫌いになっていくのです。完全に悪循環…。
それでなくても勉強が楽しくなくて嫌いなのに、効率が悪くて無駄の多いやり方をしていたら…意味がないどころか、ますます勉強が嫌いになるのでむしろマイナスです。効率の悪いやり方を続けるくらいなら、いっそやらない方がマシかもしれない。
無駄な勉強のやり方の一つが「まとめノート作り」。
インスタとかで“勉強垢”があるのをご存知ですか?
たくさんの人が、とっても綺麗にまとめたノートをアップしています。本当に上手にまとめられていて、めっちゃ見やすい。是非一度、インスタの「#勉強垢」で検索してみてください。『良くまとまっているなぁ』『綺麗なレイアウトだなぁ』と感動します。嫌味でなく、本当に素敵なノートがたくさんあります。
しかし!!!
これ、実はかなりの時間の無駄なんです。
この「ノート作り」の時間は“勉強”にはカウントできません。
なぜなら、ただ“写している”だけだから。ただ書き写すだけで達成感だけは残りますが、肝心な内容についてはきっと半日後にはほとんど覚えていないでしょう。
思い出してみてください。
あなたは1度書いただけで、何かを覚えることが出来ましたか?
英単語1つにしても、1回書いただけでは覚えらえなかったはずです。10回20回、場合によってはもっと書いて、それでようやく覚えられたはずです。
天才ならともかく、私含め努力しなきゃ点数が取れないような人間は、『覚えなきゃ』って意識して工夫しないと覚えられないんです。
時間をかけるべきは、
ノート作りではなく、作ったノートを覚える作業の方です。
つまり、ノート作りはやらないで済むならやらない方が良いんです。
高校生なら、授業中のノートがすでに「まとめノート」です。
社会人の資格取得目的の勉強なら、市販の『これ1冊ですべてが分かる』的な本が「まとめノート」です。
私たちがやらなきゃいけないのは、その「すでに出来上がっているまとめノート」を効率良く活用することです。
まとめノートの中でどうにも理解できない箇所があったら、補足説明を書いたメモを挟む。
まとめノートの中で書いていないけど、別の本では書いてあったことを、書き込んでおく。
まとめノートの中で全然覚えられない単語があったら、メモにその単語を書いて挟む。
そうやって、「すでに出来上がっているまとめノート」をどんどん充実させていく。
見た目は書き込みだらけであまり美しくはないかもしれないけれど、自分さえ分かればOK。インスタのように誰かに公開するわけではないので「すでに出来上がっているまとめノート」を自分のためだけにどんどん充実させていきましょう。
そうやって、「すでに出来上がっているまとめノート」を「自分色のまとめノート」に変化させていくことが無駄のない効率的な勉強のやり方です!
無駄なことはやらない。これ鉄則。
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「毎日勉強しましょう」の誤解
前回、「勉強嫌いな人は省エネで勉強に向き合いましょう」とお伝えしました。
そうは言っても「省エネで勉強に向き合う」ってどういうことなの?どうすれば良いの?と思ったのではないでしょうか。
今回はそれについて書いてみようと思います。
合言葉は「省エネ」。
省エネということは、とにかく楽ちんであること、が最も重要です。
そもそもどうして“省エネ”が良いのかというと、勉強は毎日続けていく必要があるからです。
うげ~~~~~~~~~~~~
結局、勉強しなきゃいけないんじゃん。
なんだか心の声が聞こえてきそうですね。
これを読んでいる人はきっと勉強が嫌いで、勉強なんてしたくなくて、でも成績は上げたいという人なのではないかと思います。
そんな人からしたら「毎日勉強しなさい」なんて何度も言われただろうし、それなのに「勉強は毎日続けてください」と言われたら『それが嫌だから成績が下がっているんだ!!!』と怒りたくなるかもしれません。
でもちょっと待ってください。
これを読んでいるあなたは、きっと誤解しています。
「毎日勉強する」を完全に誤解しています。
あなたは「毎日勉強する」を、毎日何時間も机に向かうことだと思っていませんか?
「何問も何問も問題を解いて、理解するまで勉強をする」のを毎日するんだと思っていませんか?
違うんです!
そんなに頑張らなくて良いんです!
ってかむしろ、そんなに頑張っちゃダメ!!!!!!
「毎日勉強しましょう」で一番大事なのは「毎日」取り組むことです。「勉強」ではありません。
もう少し分かりやすく言うと、
「勉強」の質や量を上げるのではなく、「毎日続ける」ための工夫をすることが大切なんです。
そのためには、とにかく省エネで取り組むことが一番です。
省エネじゃないと毎日なんて続きません。
じゃあどれくらい省エネかというと、
例えば「5分」とか。「問題を1問」とか。
『え、それだけ…??』と思いますか?不安になっちゃいますか?
それだけです!!!!!(断言)
ただその代わり、その「5分」はきちんとやってください。
5分しかないのだから、濃密な5分を過ごしてください。
「1問」だけなのだから、その一問は絶対に解けるようにしてください。暗記しちゃってください。
大事なのは、『それだけ…?』と思うくらいの少量で良いので、とにかく「毎日」続けること。
それをやるだけで、びっくりするくらい成績が上がります。
試しに1週間続けてみてください。
今までよく分からずに楽しくなった授業が理解できるようになっていたり、成績が上がってる感じがしたりと、変化を感じられるはずです。この変化がモチベーションに繋がります。
とにかく省エネで、ほんのちょっとの時間、ほんのちょっとの分量を、毎日やる。
ほんのちょっとだから、毎日やるのもそこまで苦ではないはず。
(苦ならもっと少量にしましょう!まだまだ多すぎるんです)
寝る前の5分でOK。お昼ごはんを食べる前に1問だけ解いてみよう、でもOK。
24時間あるうちのほんの5分。それを毎日どこかに取り入れてみてください。
これが「省エネで勉強に向き合う」ということです。
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勉強が嫌いな人の戦い方
『勉強はなるべく避けて通りたい、でも東大には行きたい』
これは高校生の私の切なる願いでした。
普通に考えて、勉強せずに東大に行けるのは生まれながらの天才だけ。
天才じゃない私が勉強せずに東大に行けるわけがありません。東大どころか、どこの大学も受からない…!
でも、勉強は嫌い…!!!!!!
じゃあどうするか?
できるだけ省エネで勉強に向き合う
これしかない!
基本的に私は、嫌いなことなんてしなくて良いと思っています。
だから『勉強なんて嫌いだし、やらない!』と割り切っても良いのだけど、それだと東大に行ける可能性はゼロです。多く見積もってもゼロ。やっぱりゼロ。ゼロはゼロ。
嫌いなことでも、どうしてもしなくちゃいけない時ってあるんですよね。
勉強だけじゃなく、仕事だってそう。いつもいつも楽しいわけじゃない。
なので!
勉強が嫌いな人は、とにかく省エネで向き合いましょう。
成績を上げたくて焦った人が「毎日5時間は勉強する!」と目標を掲げたりします。
立派な目標だけど、ちょっと考えてみてほしい。
めっちゃ好きなことでも、5時間やるってなかなか難しくないか????
忙しい一日のなかで5時間という枠を生み出すのも大変。
勉強がめっちゃ好きなら、そもそも「毎日5時間」なんて目標を立てなくても自然にのめり込んでやってる。ってことはたぶん、その人は勉強が好きじゃない。
好きじゃないことを5時間もやるって、ただの拷問だ。地獄だ。
何が楽しくてそんなことをするのか…。
勉強が嫌いな人ほど、過酷な目標を立てがち。
過酷な目標大好き!!テンション上がる!な人なら問題ないけど、そうじゃないならとにかく省エネで!
省エネで勉強に向き合っているうちに
「めっちゃ嫌い!」→「やっぱり嫌い」→「ちょっと嫌い」を経て「好きじゃない」
くらいになります。絶対に。
じゃあ実際に「省エネで向き合う」とはどういうことか??
それはまた次回書きます!
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勉強は、お好き?
社会人になって学歴を聞かれると、必ず「勉強が好きなんですね」と言われます。
関西人なら誰もが知っている国立大学を卒業して、東大の大学院に進学して、資格取って仕事して…何も知らない人が私の履歴書を見たら大抵は「ご立派ですね」「勉強が好きなんですね」と言います。
ぶっちゃけ、勉強なんてめっちゃ嫌いです。
イヤイヤ勉強をやってきたクチです。だから勉強が好きな人が本当に羨ましかった…!
勉強は嫌い。
だけど東大には行きたい、資格試験は受かりたい、頭も良くなりたい…。
そんな生ぬるい願いを達成すべく、いやいや勉強を続けてきました。
今でも勉強はあまり好きではありません。出来るなら避けて生きていたい。
でも結局、勉強を教える仕事をしたり、勉強する人をサポートする仕事をしたりして、なんだかんだ「勉強」と隣り合わせの人生です。
野菜が嫌いで嫌いで仕方ない人は、たぶんダイエットは過酷。
運動が嫌いは人がサッカー選手になるのは大変。
それと同じで、勉強が嫌いな人が東大に行くのはやっぱり難しい。
でも、「難しい」だけで、不可能なわけじゃない。
勉強ってなんだかんだ避けては通れない道。「人生、勉強」とか言われるくらい。
それなら、ゆる~く通り抜けましょう。
別に勉強を「好き」になる必要はない。
嫌いなままでも、上手にやれば結構良いところまで行ける。
そこまで行った時に、頂点目指すか、それとも別のところを目指すかはあなた次第。
手抜きでも全然大丈夫。
面倒くさがりでも大丈夫。
勉強嫌いでも大丈夫。
力を抜いてゆる~っと、そしてちゃっかり、目標達成しちゃいましょう。